まねきケチャの『共通項』がエモい件

こんにちは。

ゆきろう、です。

まねきケチャの『共通項』について自分なりに

どこら辺がグッときたのかまとめていきたいと思います。

 

 

 

まねきケチャについて

語るといっても、音楽に関する専門知識はほとんどないですが……。

まねきケチャを知ったのは2016年3月リリースの『きみわずらい』を聞いたのがきっかけでした。もっとさかのぼると、僕が大ファンであるElements Gardenがプロデュースしていることからでした。

 

それから、アルバムリリースやメンバーの入れ替わりなどがあり、その都度ネットで追っていましたがイマイチ、メディアに取り上げられませんでした。

 

でも!

今回(発売から3か月以上たっていますが……)のアルバム『あるわけない』や、そこに収録されている『共通項』はめちゃくちゃ良い曲!!!!

公式YouTubeチャンネルのlive映像を貼ってありますので是非一度聴いてみてください。

概要欄には歌詞も書かれていますので、歌詞にも注目です。

 


【LIVE】共通項/まねきケチャ※1月4日(土) 開催『LINE CUBE SHIBUYA de まねきケチャ』

 

作詞の古谷完さんは、まねきケチャdropのプロデュース兼作詞を行ってきて、作曲・編曲の藤永龍太郎さんは、数々のアニメソング・ゲームソングを手掛けてきました。

 

この曲を素晴らしいと思ったポイント

この曲を僕が素晴らしいと思ったポイントは、大きく2つ。

  1. 君と僕との距離感
  2. サビの印象的なフレーズとメロディとの親和性

 

君と僕との距離感

イントロから最初のフレーズ

お伺いしてもいいですか? 春夏秋冬いつが好きですか?

敬語や、好きな季節を聞くという、ヒトとヒトとの距離感で言ったら初対面の人がするようなコミュニケ―ション。そのあともこの曲はこの距離感を維持していきますが、途中ではいくつか具体例を入れていきます。

アイドルソングと言ったら、恋愛関係に発展するものがほとんどですが、この曲は恋愛の一歩手前といいますか(解釈によっては、話したことのない人への片思いから、友達になろうとしているところでしょうか)のような関係性だと思います。すごく、下から少しずつ相手との共通項を探して、距離感を縮めようととしている僕、がとてももどかしくて、愛らしく思えてきます。

些細なことでも多少ネガティブなことでも、共通項を見つけることで君とつながっていたい。恋とか愛じゃなくても、人間ってとりあえずつながっていたいとき、ありますからね。

 

サビの印象的なフレーズとメロディとの親和性

ここで言いたいことは大きく二つ。

 

一つ目はサビ前の

1番では

悔やみきれない 秘密があったり なんだっていい 繋がっていたい 痛い 痛い

 2番では

誰にも言えない 嘘を付いてたり なんだっていい 繋がっていたい 痛い 痛い

語尾が、母音〈i〉で統一されているのはもちろん、『繋がっていたい 痛い 痛い』簿部分は曲を通しての最低音でありながら、誰かとつながっていたいこと、つながる一歩手前の関係性、孤独、といった様々な感情が、漢字が変わることで、表現できていて、かつ、韻、音としてもテンポよく違和感なく聞けるのかなと、感じられました。

 

 二つ目は、僕が今回一番言いたかったことです。

君と僕とを繋ぐ共通項

曲全体として計10回でてくる、とても印象的で、この曲を象徴するフレーズでもあります。

この部分をローマ字表記してみると

〈Kimitoboku to o tsunagu kyōtsū kō〉

語尾のほとんどが、母音がoかuになっていいることが分かります。

「共通項」というフレーズに注目すればすべてがoかuで母音が統一されていることが分かります。

 

ちょっとしたことかもしれませんが、これが曲全体として、繰り返し現れることで、

聞く僕の耳に心地よさが、感じられたのではないかと思いました。

 

まとめ

というわけで、『共通項』を考察してみましたが、いかがだったでしょうか。

こんな風に自分が面白い、エモい、と思ったものがどうしてそう思ったのかを、考えることは、私は日常的にやっています。しかし、このように文章にまとめて、発信するのが初めてなので、読まれた方がどのように感じるか、わかりません。

素人ながら、まねきケチャの良さが多くのみなさんに広まればなと思っています。

 

では、次の記事で!!